よく「学」ぶ

「コロナパーティーに参加して30歳男性が死亡(アメリカ)」した愚行から学ぶこと

新型コロナウイルスにあえて感染する事を目的とする、いわゆる「コロナパーティー」なる物が世の中にある事を知って本当に驚いた。感染者がパーティーを開催し、ウイルスの存在、人から人への感染を確認するのが主旨。死亡男性は「嘘だと思っていたが本当だった。参加は間違いだった」と言い残したと言う。

ふざけすぎにも程がある

少々前の事ですが、コロナパーティーが各地で開催されている深刻な話題にアメリc

当時の感染者数が330万人を超え、死者数が13万5千人にのぼる事態の中で開催されました。

常軌を逸している感覚ではないか。開催する者も悪いが、参加しようと考える者も愚かの極み。

まず理性ある者はコロナパーティーなど、不謹慎極まりないパーティーの開催を考えない。

例えきつい冗談で感染者なんかいないパーティーだとしても、密集、密接になるパーティーは避けるべきでしょう。

それが本当に新型コロナの感染者がコロナパーティーを開催したと言うから信じられないのです。

アラバマ州タスカルーサ市で複数

パーティーへの参加者の中で最初に感染した者には、チケット売り上げの中から賞金が贈られるそう。

新型コロナウイルスに感染してでも賞金を獲得したいと思う心理が全く理解できません。

そしてそんなコロナパーティーがアラバマ州タスカルーサ市では複数開かれていたと言うのです。

市当局は注意喚起を繰り返すとともに、パーティーの開催を発見したら解散させていました。

感染者が開催する危険なパーティーは、いくらタスカルーサ市でも助からない人が出るでしょう。

死亡男性の発言

「嘘だと思っていたが本当だった。参加は間違いだった」と言っているが果たして本当なのでしょうか。

30歳で若く健康にも自信があったので、自分が重症化し、死亡するなど考えなかったのではないか。

参加者の動機は1番最初の感染者になって賞金を獲得する事だから、感染する気満々のはずです。

どうせ感染しても快癒するのだから、賞金を獲得したいがためにパーティーに参加していたと考えるのが自然です。

「嘘だと思っていたが・・・」と言っていましたが、「本当だと思って参加」していたと解釈するしかないでしょう。

死亡男性が残した教訓

このアメリカ人の男性は体力に自信があり、おそらく新型コロナウイルスを恐れていなかったのです。

仮に感染しても無症状か軽症の範囲で済むだろう。重篤化や死亡に至る事はないと考えていたのです。

でも実際は違い、「死亡する」と言う、本人にとっては最悪の結果を招くことになったのです。

この新型コロナウイルスの致死率は数%から10数%と、決して低い割合ではありません。

でも死亡してしまう人は基礎疾患を持っている人や高齢者に多く見られる傾向があります。

そうすると若い世代の人が死亡する確率は、全体の致死率よりもかなり下がることになります。

しかしここでよく考えるべきは、若い世代の人でも、致死率はゼロになることはないという事です。

IPS細胞研究者の山中教授も「500分の1程度の割合で若者や健常者も死んでいる。

この極めて低い確率が誰に当てはまるか分からず、自分に当てはまる場合がある点が怖い。」

仮に自分が当てはまらず助かっても、運悪く当てはまってしまう人は死亡すると言う事なのです。

まとめ

普通は感染症をいかに防止または阻止するかに、社会全体が取り組んで行くものです。

ロックダウンや緊急事態宣言の発令により、経済社会活動を止めてでもやるのです。

3つの密「密集、密接、密閉」の要素がある場所が敬遠されるので、多くの事業者が苦しんでいます。

これによりどれだけ多くの企業が倒産閉鎖し、失業者を生む悲惨な事態になっているか。

少し経済活動を再開すると、すぐに感染拡大も再開してしまう事に皆が苦しんでいます。

感染症と世界中が戦っている時に、コロナパーティーの開催が無罪でいいのかとさえ思います。

感染する意思を持ち、自分たちが感染者を増やす可能性が高い事を知りながら参加。

飲酒後の酩酊状態では重大な交通事故を起こす可能性が高い事は皆が知っています。

だから飲酒運転者には厳しい罰則が科されるので、同じように罰則規定があっても普通ではないかと感じるくらいです。

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