お金やり繰り

たばこ貯金を15年資産運用した結果元金270万円がいくらになった?

15年間たばこを止めて、その分を貯金した「たばこ貯金」は270万円になりましたが、ただ単に貯金しただけでなく、投資信託会社に預けて資産運用した結果、元利合計が614万円になりました。資産運用にはリスクが生じますが、堅実に運用できる投資信託も多くあるので、実例から検討してはいかがでしょうか?

たばこ貯金の総額

現在のたばこの値段は、だいたい1箱500円前後です。これは長い時間の中で少しずつ上がってきました。

たばこ貯金を始めた15年前は1箱400円以下でしたが、話を分かり易くするために500円とします。

1日1箱ペースで1か月30箱吸うと、約15,000円になり、1年で180,000円です。

これを15年続けると、180,000円×15年=2,700,000円にも上ります。

貯金額の推移

毎月15,000円ずつ貯まって行く貯金ですから、最初から270万円あったわけではありません。

2か月で3万円、4カ月で6万円、半年で9万円、1年で18万円と少しずつ貯金額が増えます。

5年も経過すると90万円になり、5年7か月目には、100万円台に到達していきます。

100万円の貯金額は簡単なようで実際には大きな壁が立ちはだかり、なかなか達成できません。

でも一定のルールを決めて、毎日コツコツとやり続けると、6年以内に100万円になるのです。

資産運用とは

一言で言うと、お金を寝かせておくだけでなく、働いてもらう事と表現すると分かり易いでしょう。

運用方法は多種多様で、国債、株式、社債、金、通貨などから、各種商品や不動産もその対象です。

どれが一番良いかは、その時の経済情勢による影響、国の発展状態に因って変化しますので断定できません。

現在は金1gが7000円を超える勢いですが、コロナ禍の経済への悪影響を反映しています。

資産運用でお金が殖える理由

世の中にはお金が必要で供給して欲しい、貸し付けて欲しいと思っている人が多くいます。

私達もそうですね。新車を買いたい時、マイホームを買いたい時に、ローンを組みます。

国や企業も同じで、毎年国家予算を組む時に国債を発行し、新事業を始める企業は株式を発行します。

お金を借りると利子を払う事になります。国や企業も同じで、お金を借りると利子を払います。

現金で持っている事が一番安全で、国や企業と言え「本当に返してくれるのか」と不安心理が働きます。

だから国債や株式、社債には、銀行へ預けた時の預金利息よりも高い配当をしてくれるのです。

国債や株式、社債を保有している期間に支払われる利息だけでなく、元本が上がる事もあります。

資産運用は少額でもできる

一般的に資産運用はお金持ちがやる事で、一般庶民の僕らには手が届かず、出来る物ではないと思いがちです。

でもそんな事は決してなく、1口1万円から出来る物が数多くあるので、心配はありません。

10万円や20万円の貯金があれば十分に始められるので、社会人になる前の学生さんでも出来ます。

毎月配当型の投資信託

銀行にお金を預けていると、半年に1回、数円の利息が記帳されることに気付きます。

銀行からもらえる利息は1年に2回ですが、投資信託商品によっては、毎月利息をもらえるものがあります。

たばこ貯金の初月は15,000円なので、このうちの10,000円を投資信託します。

もし年間利息が10%であれば、1年後には1000円の利息がもらえますが、1か月間では約83円です。

83円の銀行預金利息を見たことがありますか?私の数百万円の預金利息は、わずか数円です。

10,000円しか入っていない投資信託は、1か月で83円もの利息を付けてくれる事に驚きます。

これが2カ月目には3万円を投資信託に回しているので、4か月目には249円の利息になります。

配当金の推移

毎月15,000円を投資信託に回した結果を詳しく知るには、エクセル表に落とし込むしかありません。

1口10,000円なので、初月は1口、2カ月目は3口、3か月目は4口と不規則になります。

これを続けた1年後は18口が投資信託に回っているので、13か月後に入る利息は、単月で1494円になります。

13か月後の配当利息の累計は9500円で、銀行預金利息では考えられない金額を受け取っています。

これを3年、5年、10年、15年と続けたら、いったいどんな事になるのでしょうか。

実際の配当金

たばこ貯金を15年続けた私の元金は270万円です。15年経った現在、毎年受け取る利息は57万円になります。

毎月受け取る配当金は5万円程度ですが、それでもお小遣いに苦しむお父さんにはありがたい配当です。

15年もかけてその程度かと思うかも知れませんが、15年間に受け取ってきた総額は344万円です。

塵も積もれば山となるという故事成語を知っていますよね。努力の積み重ねは凄い事になります。

もしこれを続けたならば

私が若い時に、これを教えてくれる人は、親を含めて居ませんでした。皆気付いていなかったのです。

私が気付いた時は35歳で、時すでに遅しですが、それでも諦めずにやり続けて良かったと思います。

今私は50歳ですが、15年前に始めたたばこ貯金とその利息の元利合計は614万円になっています。

もしこれを20歳から始めて、60歳まで続けたとしたら、どうなるかを試算してみました。

私がたばこ貯金を始めたのは35歳で、今は50歳です。ちょうど中間地点から始めていました。

もし私が20歳から始めていたら、今は30年目に到達し、定年の60歳には40年目になります。

これをエクセル表に落とし込んだ理論値が示す毎月の配当金は、なんと「21万5千円」にも及びます。

継続は力なり

私がよく引き合いに出す「故事成語」の一つですが、続けるととんでもない結果を生み出すのです。

毎月こんなにあると、働かなくても十分に生活していける配当を受ける事が出来るのです。

ここまで配当金を受ける事が出来るようになったことは、手前味噌ですが、努力を続けたからに他なりません。

まあまあ配当金が入るようになったから、仕事を辞めようかと考えるのは、極めて危険です。

状況は変化する

今年に入って新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、多くの人が休業と失業をしています。

企業が置かれた業態や、所属する企業の業種によって、コロナ禍の影響が出る加減は様々です。

企業の業態や業種によって出る影響が少なく、うちは関係ないと感じる人も少なからずいるでしょう。

でもそれは他人ごとではありません。人は皆相互に繋がって生きているので、早晩それが出ます。

真っ先に出たのは、航空業界、宿泊業界、飲食業界、小売業界で、その影響は全業種に波及します。

コロナ禍による経済活動が制限された状態において、国や企業が健全に発展する事はできないでしょう。

健全に経済発展が出来ない経済主体が普通の状態で、多くの配当利息を得続ける事も難しくなります。

この先どうなるかは私ごときには読み切れませんが、建設的、発展的な考え方はいつでも重要です。

大過が去った後に、それを潜り抜ける事が出来た人は、輝かしい未来像が見えてくるはずです。

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