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新型コロナウイルスは肺炎を引き起こし高い確率で死亡する病気なのか?

新規感染と発病を回避するために、日本でも緊急事態宣言が出されたり、自粛要請の発令と解除が繰り返されてきました。罹ると死ぬのか多くの人々が恐れ警戒しますが、警戒を緩めず、実はそうではない認識のし方を持つべき事実があるようです。

新型コロナウイルスは死と直結なのか

世界中で感染爆発(パンデミック)した新型コロナウイルス。

欧米で数十万人単位の死者数が報告されて恐れ慄きます。

新型コロナウイルスは重度の肺炎を併発し死と直結なのか?

数値だけに惑わされず冷静に受け止め、正しく認識しましょう。

人間はコロナウイルスと共存してきた

人から人へ伝染するヒトコロナウイルスは過去から6種類存在しました。

新型コロナウイルスの登場により7種類に増え、認識が変化しました。

そのうち4種類のコロナウイルスとの付き合いを発見してから60年以上です。

ヒトコロナウイルスが人に及ぼす影響は、冬季の「風邪」症状に過ぎません。

風邪は身近な症状

毎年冬になると流行感冒症状の風邪が流行り、欠勤や欠校します。

電車に乗るとマスク姿の人を多く見るのは、寒い冬場の特徴です。

ヒトコロナウイルスに罹患して風邪をひき、マスク姿になっているのです。

それで死ぬからと街中が厳戒態勢になることはなく、いつも通り過ごします。

中には風邪を拗らせて重症化して肺炎を併発する人もいるでしょう。

肺炎の症状にも因りますが、その処置が遅れると死亡する人もいます。

私は肺炎を経験しましたが、死を予感、覚悟する事はありませんでした。

肺炎は不治の病ではない

肺炎で死ぬのは、若い人の場合、その処置が遅れているからでしょう。

若い人とは何歳の人を指すのかを問われると曖昧な表現になります。

若くてもまれに、免疫力が低下している人は死亡することがあります。

免疫力は人によって異なります。高齢者でも高免疫の人も多くいます。

だから何歳までが若い人と表現する事は難しく曖昧な表現になります。

いずれにせよ肺炎を発症した場合、早い段階で処置すれば死にません。

肺炎を経験した私の事例

私の肺炎罹患事例をお伝えすると、自身の肺炎に気付いたのは4日後でした。

人にも因るでしょうが、4日放置したにもかかわらず、余裕で快癒しました。

日本における肺炎による致死率は6.5%から、高い場合でも9%程度です。

(6.5~9%をどう捉えるかの議論は今は避けます)

早い段階で処置をしていたのか、その経過過程が含まれていないから、高いか低いかを言いにくい数字だと思います。

早期に気付き、処置、手当てが出来ていたら致死率はもっと下がるはずです。

当時私は、仕事に忙殺され、日付変更線が変わるまで、毎日を過ごしました。

3月末の決算作業を企業の一員として、取り組んでいた数週間の事です。

与えられた任務を遂行し、やり切った後の二日目に、突如悪寒に襲われました。

急激な寒気を感じ始め、体温を測ると38℃から39℃を行き来する状態にありました。

風邪薬を服用し、それでも下がらない発熱に対し、解熱剤を飲んで対処しました。

解熱剤は体温を37℃台前半に下げますが、効能が切れると、また高熱の状態に戻ります。

これはただ事ではないと思い病院で診察してもらうと、レントゲン検査で肺炎だと判明。

いつの間にか風邪に罹り、それを拗らせて、肺炎を併発していた事を知りました。

即日入院すべきと言う医者

まだ25歳であった私は、38℃から39℃近辺の発熱症状があっても、辛くありませんでした。

38℃以上の発熱では、体の節々が痛く、普通の生活をすることが難しくなるでしょう。

でも私は若かったのでしょう、即日の入院勧告による「不自由な縛り」に耐えられませんでした。

入院を拒絶する私と押し問答した医者は、朝晩の点滴通院の奨めで許諾しました。

医者は「最低限の条件提示であり、命の補償は出来ない」と私に通告しました。

若かった私には退屈な入院を受け入れる事はできず、1日2回の点滴条件を選んだのです。

当時のお医者さんも大変に悩まれたと思います。「万一この若造が死んだらと・・・。」

怖さ知らずであった私も、お医者さんの言い付けだけは守りました。朝晩点滴の通院を欠かしませんでした。

肺炎に罹った私の実感

当時の私は若かったので、肺炎や39℃台の発熱なんか、余裕で跳ねのけたのでしょう。

抗生物質を加えた点滴を受けると、たちまち熱が下がっていくのが体感出来ました。

あの当時は、お医者さんの言う事を真に受けなくて良かった、通院で十分だと思いました。

(25歳の私が診察をしてもらったのは、38℃以上の発熱が続いた5日以内です。)

あれから25年近い年月が経った今、もし再び肺炎を発症したら、当時とは違う症状でしょう。

50歳の人間は若くはありません。治癒力、回復力共に衰えているはずで油断は禁物です。

若い頃にタバコを吸っていた、中年になってもまだタバコを吸っている人は注意すべきです。

タバコの煙に晒され続けている肺は、相当ダメージを受けていて、呼吸器障害を受けやすくなっています。

新型コロナウイルス=肺炎?まとめ

結論として新型コロナウイルスに感染しても、肺炎に罹り高確率で死亡する事はないと思うのが私の経験です。

毎年日本人が肺炎で何人亡くなっているか知っていますか。およそ10万人です。

日本の新型コロナウイルスの感染者数が15万人を超えた今、その死亡者数は2200人程度です。

過去毎年10万人の肺炎患者が命を落としていた事実を知ると、認識が変わります。

新型コロナウイルスに感染して発症しても、必ず肺炎に罹り、命の境を彷徨うものとは限りません。

新型コロナウイルスは肺炎を引き起こし、高確率で死亡する病気ではないと言えそうです。

感染しても症状が全くでない人が半数以上で、80%の人が軽い症状しか発症しないそうです。

ただし20%の人は中等症または重症化することになるので、厳重に警戒すべき事には変わりません。

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