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安倍総理が辞意を固めたがポスト安倍は誰なのかで国益は大き変わるが次の総理は?

長らく記者会見が開かれていなかった事に、この2カ月半の間、各所から不満の声が聞かれていたので、今夕17時に安倍総理の会見が開かれる事に耳目が集まり、今後の政局運営についてどのような表明があるのか固唾をのんで待っていると、辞任する意向との報道で騒然となりました。

辞任の理由は何か

一番の理由は「健康上の問題」であると強く推定されます。安倍首相は潰瘍性大腸炎の持病がありました。

今年に入り新型コロナウイルスが世界をパンデミックに陥れ、政府与党として東奔西走して来られました。

しかしその対応が的を射ないかの如く、迷走と評価され、内閣支持率を大きく低下させていました。

新型コロナへの対応策を練るために、安倍首相は1月から6月まで土日も休まず147日連続勤務されていた。

明らかに新型コロナウイルスへの政府対応に、極度の疲労蓄積が、首相の体調を蝕んでいると考えられます。

安倍首相の意地

菅官房長官や麻生副総理兼財務大臣、甘利税制調査会長など安倍首相の側近方は休養を促していた。

しかし安倍首相は最高国務大臣としての責任感から、陣頭指揮を執ることに拘って来られました。

体に無理がかかっている事はご本人が一番感じていたでしょうが、責任感を超えた意地が支えていたのです。

高齢者や基礎疾患を持つ人を急襲する新型コロナウイルスの脅威を誰よりも感じながら、自分に鞭を打っていたのです。

健康不安での辞任は避けたかった

安倍首相は、現政権において2回目の総理大臣を歴任していることは多くの人が知るところです。

1回目は2006年9月に、小泉(純一郎)元総理の後継として務めましたが、翌2007年の参院選で大敗していました。

自民党総裁、そして日本の総理大臣として、この選挙結果を真正面から受け止める事になりました。

当時から潰瘍性大腸炎を基礎疾患としておられたかどうかは定かではありませんが、これが引き金になりました。

次こそは任期満了まで自民党総裁、総理大臣の職を完遂したいとの思いを強く持たれていたのでしょう。

安倍首相はどんな人なのか

若い人たちはテレビでしばしば放映される姿の記憶はないと思いますが、お父様は元外務大臣でした。

お父様の名前は「安倍晋太郎」氏で、40歳から50歳代の人ならば、見覚え、聞き覚えがあるでしょう。

直系血筋の立派な政治家はお父様の安倍晋太郎氏だけでなく、お爺様に「岸信介元総理」を持たれています。

さらには佐藤B作さんではないですよ。佐藤栄作元総理は安倍首相の「大叔父」様に当たる方です。

安倍首相の政界活躍

1993年にお父様の安倍晋太郎氏が逝去されると、地元山口県選出区から初当選を果たします。

2003年には小泉純一郎元首相の下で自民党幹事長に推挙され、2005年には官房長官を務められました。

2006年9月、小泉純一郎元首相の辞任後にその命を継ぎ、52歳の若さで総理大臣を歴任されました。

自民党は2009年から3年間、野に下っていましたが、2012年9月に自民党総裁に再就任します。

当時民主党総裁で総理大臣であった野田氏が内閣総辞職を国会で答弁し、解散総選挙が行われました。

野に下っていた自民党は与党に返り咲き、時の総裁であった安倍晋三氏は2回目の総理大臣を歴任する事になりました。

アベノミクスで景気高揚

アベノミクスと呼ばれて8年以上が経過しますが、アベノミクスとは何のことかご存知でしょうか。

30年以上前にレーガノミクスと言う言葉が、世界中で大流行になった事があり、モジられています。

アメリカのレーガン元大統領が打ち出した経済政策で、アメリカ経済が大いに盛り上がったのです。

レーガン大統領が繰り出した経済政策「エコノミクス」を掛け合わせた言葉が「レーガノミクス」です。

リーマンショック後に停滞する日本経済を立て直す事を一義として掲げた政策をアベノミクスと言いました。

長すぎた経済回復期

通常世界経済の大きな循環は8年から10年で一巡し、好況期と不況期を繰り返すサイクルにあります。

安倍首相が2回目の就任から8年以上が経ち、2019年1月には世界経済はリセッションの入り口に立っていました。

どんな辣腕な政治家が政局運営をしても、「神の見えざる手」に適う政治手法はなく、不景気入りするのです。

その中で世界中を100年に1度の疫病である新型コロナウイルスが蔓延したので、政局運営は過酷を極めたでしょう。

総裁任期が残る中次は誰なのか

リーマンショックから世界経済が回復する過程で、安倍政策は日本国だけでなく、世界各国を潤しました。

安倍首相の政策恩恵は多大なるものがあり、日本の多くの人々が、長期政権の中で安定しました。

新型コロナウイルスは、世界中の経済循環を一瞬で止め、超巨大企業や国営企業を破綻に追い込みました。

5000万人から1億人の人々が命を失った100年前のスペイン風邪は、収束までに3年かかりました。

おそらく新型コロナウイルスも同等かそれ以上かかると思われる中、誰が手を挙げるのでしょうか。

もし私が自民党の総理側近や幹部、大派閥を率いる要職者であったとしても、次期総裁を引き受けたくはありません。

総理総裁を引き受ける理由

前節した時節柄、総理大臣を引き受けたいと誰が思うのでしょうか。でも誰かはいるはずです。

そうして引き受けるのでしょうか。それは自己顕示欲や、他者からの承認欲求だけしかない人です。

こんな時ほど「ど根性」で日本国と国民を導く為政者が期待されますが、そんな力量がある人がいるのでしょうか。

誰が手を挙げるのか

岸田政調会長石破元幹事長河野防衛大臣が次期自民党総裁、総理大臣候補として知られています。

少し前に滝川クリステルさんとの婚姻を表明した小泉進次郎環境大臣は若手ホープとして挙がります。

自民党員ではないにしろ総理候補者として挙がる人は「小池東京都知事」「吉村大阪府知事」もいます。

現実ラインとして手を挙げる権利がある人は、自民党に籍を持っている国会議員という事になります。

個人的には菅官房長官を推すが

菅官房長官は、2012年に発足した安倍政権と共に歩んでこられた、総理の女房を果たす人です。

菅官房長官は、ほぼ毎日記者会見に応じる重責を担いながらも、全く失言することなく来られました。

テレビで取り上げられる官房長官の記者会見は、報道局が視聴者に見せたいところだけに限られます。

多くの発言時間が与えられると、少しの失言や失態があっても可笑しくありませんが、伝えられた事がありません。

菅官房長官は、いわゆる完璧な人です。だから10年近い期間にわたって、女房役を務められたのです。

このような人は、次の総理総裁を女房役として支える事が適任とも考えられますが、個人的には菅官房長官が総理を務めて欲しいと思います。

何故かと言うと、日本の政局運営を失敗、失策して欲しくなく、国民に妥当な権益を与えてくれる人だと思うからです。

菅官房長官に意欲はあるか

色んな憶測や意見が飛び交うが、今のところ菅官房長官は総理を務める意思、意欲はないと発言されている。

でも安倍首相の任期満了まで1年程度の期間においては、首相側近である菅官房長官が適任者だと思います。

菅官房長官は総理総裁を狙っていくような方には思えませんので、仮に安倍首相が任期満了まで務められた後でも、総裁選挙に立候補されないだろうと言うのが私見です。

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