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安倍首相が患っている潰瘍性大腸炎とはどんな症状が出る疾患なのか

任期を1年残し職務を完遂したかったであろう安倍首相を辞任に追い込んだ持病の潰瘍性大腸炎とはどんな疾患で、どんな症状が出るのか、歴代最長の政権を樹立した総理大臣を辞任に追い込むほどの病気は「指定難病」の厄介な疾患だった。

潰瘍性大腸炎とは

大腸の粘膜に「潰瘍(かいよう)」や「びらん」などの炎症が起こる疾患で、慢性化するそうです。

安倍首相が患われていたので、成人でも中年から高年者が多く患うのではとも思いましたが違うようです。

若い世代で発症のピークが来る

20代から30代の若年層の人々が多く発症し、男性は20代前半、女性は20代後半が発症のピークだそうです。

10歳に満たない低年齢者や50歳以上の高年齢者でも発症例が見られるので、ピーク年齢以外の人にも起こり得ます。

実際に安倍首相は中学生の時に潰瘍性大腸炎を発症し、50年間付き合って来られたそうです。

原因不明の難病である

原因や発症のメカニズムは不明な事が多く残り、完全には解明されていない厄介な疾患です。

大腸に起こる炎症は、食生活や生活習慣、遺伝による要因が複合的に絡み合って初期が始まります。

その後体に備わっている免疫系等の異常な応答が加わって引き起こされると考えられています。

考えられている原因

原因ではないかと考えられている事は次の通りです。

・欧米化した食生活

・腸内環境の悪化(悪玉菌増加、善玉菌低下)

・人工甘味料の摂取過多

・自己免疫疾患

・ストレス

・良すぎる衛生環境

潰瘍性大腸炎の症状は

表面の粘膜が荒れるのが腸炎ですが、粘膜のさらに下にある筋肉層まで炎症を起こすのが潰瘍性です。

その中で一般的な症状としては、下痢の症状が多く見られますが、血便が出る事もよくあります。

便が柔らかくなり、排便回数が増える事が多く、便意を頻繁に催す感覚を覚える症状もよく聞かれます。

症状にも因りますが、1日に10回以上もトイレに入る事になる人もいて、とても普通の生活に堪えられなくなります。

潰瘍が進行し、炎症の範囲が広くなると、腹痛が酷くなり、38℃を超える発熱を伴う事もあります。

その他「嘔吐」「吐き気」「倦怠感」「頻脈」「体重減少」「貧血」などの症状が見られます。

治療方法は

主に飲み薬を処方されます。炎症を抑える又は炎症物質を抑制する薬剤を点滴投与する事もあります。

潰瘍性大腸炎の症状が続くと大腸がんのリスクが伴い始めるので、まずは症状の軽減が必要です。

それでも重症化したり、症状が改善しない人もおり、その場合大腸の摘出手術をすることもあります。

生活改善で発症確率を下げよう

考えられている原因には自分で出来そうなこともありますので、何かしらの対処をしておくと発症確率は下がるはずです。

まず欧米化した食生活が一因だと言うのであれば、食事習慣を純和食にする事が大切になってきます。

腸内環境の悪化には、ビフィズス菌や乳酸菌を含むヨーグルトに、オリゴ糖と食物繊維をよく摂ります。

味噌汁や漬物、納豆などは日本古来の発酵食品で、麹菌や乳酸菌、納豆菌などを摂取する事ができます。

なかなか難しい事ですがストレスを溜めないようにする事が大切なので、解消方法を考えましょう。

ストレスを感じない生活を送る事はほぼ無理ですが、ストレスを解消させて行くことは出来るはずです。

意識的に好きなお笑い番組などを見てよく笑い飛ばしたり、適度に汗をかく運動をするとかなり解消します。

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